(日韓親善宣教ニュース第 132 号 2022 年 9 月 1 日発行より)

   ~20 世紀の使徒行伝(使徒の働き、使徒言行録)
     ② 宣教開始と成長過程(継続)~
日韓親善宣教協力会派遣宣教師       
  ソウル日本人教会牧師   吉田耕三 
吉田耕三師トリミング
韓国でのプロテスタントの宣教開始は、
北米長老教会からのアンダーウッドと
メソジスト教会からのアペンツェラーの両宣教師によって
開始されました。

このふたりは、
1885 年 4 月 5 日イースターの朝、 
霊的暗黒の地だった韓国を
イエス・キリストの福音によって目覚めさせるかのごとく、
海路 韓国に到着し仁川港から上陸してきたのでした。

それ以来、福音は順調に韓国社会に浸透して行き、 
この国に与えた影響は計り知れないものがあります。
 
主な要因を列挙すれば次のようになります。
1.大韓聖書公会(日本聖書協会に当たる)が、
 韓国語のハングルを使用した聖書を発行して以来、 
 これが韓国の福音宣教に大きく貢献することとなりました。

2.キリスト教の福音は大変な勢いで進展・拡大して行き、
 国全体に大きな変革をもたらすようになります。

3.下層階級からの回心者が多く、
 これが上層階級へと押し上げる結果となりました。

4.多くの迷信を打破し、新しい文明国の国民となる運動が
 キリスト者たちによって展開された。

5.長い間続いた鎖国主義に終りを告げ、
 世界に門戸を開放するようになりました 。

6.各界・各層から、
 独立国家をめざして立ち上がる指導者が続出してきました。

7.国を再建しようとする 、使命感を持った愛国志士が、
 教会の中から多数輩出されました。

8.韓国国民の積極的かつ肯定的な民族性と相まって、
 福音を切り込む姿勢には見倣うべきものがあります。

9.使徒パウロも
 「私は福音を恥としない」(ローマ1:16)という積極的伝道姿勢 をもって、 
 獄中でも、大小さまざまな都市においても
 福音を伝える時と場所は選んでおりません。
                       (次号継続)

    ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

神は、キリストによ って、私たちをご自 分と和解させ、
また 和解の務めを私たち に与えてくださいま した。
(Ⅱコリント 5:18)


 ソウル日本人教会
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