「日韓親善宣教ニュース 第134号」(20203年7月1日発行)より
人間としての最大の特権は、神に祈れること、
そし て、その祈りを聞いて頂けることではないですか。
そ れは私たちに与えられた特権です。
人生の奥義です。
このようなメッセージで結んだしばらくあとの事、
尾 山令仁先生から、突然の電話が入りました。
昨年の秋 の終わりの頃です。
何と私に、
「私は今までやりまし たから、あとはあなたがやって下さい。
私はもう動け ない状況なのです」。
切実なお電話でした。
改めて思 い返したのは、
先生が生涯を賭けて来られた韓国に対する
謝罪と和解を通しての宣教協力、
その働きをさら にしっかりやってほしいと言われるのです。
先生は 96 才。私は 90 才です。
とっさの事ですが、断わる わけにも行かない迫りを感じ、
「みなさんと協力して、いたします。お祈り下さい」
と申し上げるしかありま せんでした。
私とて、世界宣教は主からの使命です。
それを教会伝道の根幹にして労して来た者です。
高校卒業の翌月から、
中国宣教に生涯を献げて来られた北欧の宣教団 の働きに加わり、
メッセージの通訳と日本語の手引き の奉仕にあずかり、
遂に献身にまで導かれた経歴があります。
爾来、教会を開拓しては、世界宣教を掲げ、
アンテオケ宣教会の設立に心を燃やし、
幾多の宣教師を海外に送り出して来た経歴はあるものの、
こと高名 にして熱烈な宣教の勇者、尾山令仁先生からのご依頼 には、
二の足を踏んだことは事実です。
あれから、私は沢正彦先生の「南北朝鮮キリスト教 史論」を読み、
同じ時期、私はずっと年長でしたが、
東京神学大学で共に学んだその沢先生が、
それほどまで韓国を愛し、その全生命を献げて逝いた
その「勇ましく高尚な 生涯」に心打たれまし た。
また尾山先生の「日 韓関係史」と
吉田耕三先生の「日韓の和解」 を読ませて頂き、
一衣帯水の隣人であり、歴史的に負い目のある韓国に対する
日本人である私たち自身の歴史認識の軽さと
韓国に対して犯した罪悪についての無恥に対し、
申しわけなさと悲しみと恥辱の思いを骨身にまで深く感じま した。
私たちは主にある兄弟としての愛と敬意を以て、
いつも過去をつぐなう気持ちで交わって行かねばなり ません。
私たちこそ日本の良心であります。
謝罪と和解を具体化して行きましょう。
すでに42 年、
このビジョンを身におびてかの地に仕える吉田先生ご一統 のために祈り、
支援を願います。
最後に、故尾山令仁先生の遺言的ことばを、
上掲誌から再録して結びとし ます。
「私たちは日韓の歴史をよく見定めた上で、
今後の親善友好関係を築いて行くことが大切である。
過去に犯した誤りを、二度と繰り返さないことを心に銘記し つつ、
将来に向かって、より積極的な親善友好関係を持ち、
世界宣教に力を合わせて行きたいと思う」。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ソウル日本人教会



日韓親善宣教協力会会長 飯塚俊雄

人間としての最大の特権は、神に祈れること、
そし て、その祈りを聞いて頂けることではないですか。
そ れは私たちに与えられた特権です。
人生の奥義です。
このようなメッセージで結んだしばらくあとの事、
尾 山令仁先生から、突然の電話が入りました。
昨年の秋 の終わりの頃です。
何と私に、
「私は今までやりまし たから、あとはあなたがやって下さい。
私はもう動け ない状況なのです」。
切実なお電話でした。
改めて思 い返したのは、
先生が生涯を賭けて来られた韓国に対する
謝罪と和解を通しての宣教協力、
その働きをさら にしっかりやってほしいと言われるのです。
先生は 96 才。私は 90 才です。
とっさの事ですが、断わる わけにも行かない迫りを感じ、
「みなさんと協力して、いたします。お祈り下さい」
と申し上げるしかありま せんでした。
私とて、世界宣教は主からの使命です。
それを教会伝道の根幹にして労して来た者です。
高校卒業の翌月から、
中国宣教に生涯を献げて来られた北欧の宣教団 の働きに加わり、
メッセージの通訳と日本語の手引き の奉仕にあずかり、
遂に献身にまで導かれた経歴があります。
爾来、教会を開拓しては、世界宣教を掲げ、
アンテオケ宣教会の設立に心を燃やし、
幾多の宣教師を海外に送り出して来た経歴はあるものの、
こと高名 にして熱烈な宣教の勇者、尾山令仁先生からのご依頼 には、
二の足を踏んだことは事実です。
あれから、私は沢正彦先生の「南北朝鮮キリスト教 史論」を読み、
同じ時期、私はずっと年長でしたが、
東京神学大学で共に学んだその沢先生が、
それほどまで韓国を愛し、その全生命を献げて逝いた
その「勇ましく高尚な 生涯」に心打たれまし た。
また尾山先生の「日 韓関係史」と
吉田耕三先生の「日韓の和解」 を読ませて頂き、
一衣帯水の隣人であり、歴史的に負い目のある韓国に対する
日本人である私たち自身の歴史認識の軽さと
韓国に対して犯した罪悪についての無恥に対し、
申しわけなさと悲しみと恥辱の思いを骨身にまで深く感じま した。
私たちは主にある兄弟としての愛と敬意を以て、
いつも過去をつぐなう気持ちで交わって行かねばなり ません。
私たちこそ日本の良心であります。
謝罪と和解を具体化して行きましょう。
すでに42 年、
このビジョンを身におびてかの地に仕える吉田先生ご一統 のために祈り、
支援を願います。
最後に、故尾山令仁先生の遺言的ことばを、
上掲誌から再録して結びとし ます。
「私たちは日韓の歴史をよく見定めた上で、
今後の親善友好関係を築いて行くことが大切である。
過去に犯した誤りを、二度と繰り返さないことを心に銘記し つつ、
将来に向かって、より積極的な親善友好関係を持ち、
世界宣教に力を合わせて行きたいと思う」。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
神は、キリストによ って、私たちをご自 分と和解させ、
また 和解の務めを私たち に与えてくださいま した。
(Ⅱコリント 5:18)
教会ウェブサイト:
http://j-ch-seoul.link/(日本語)
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日韓親善宣教協力会
(会長 飯塚俊雄東京若枝教会牧師)
〒176-0012 東京都練馬区豊玉北 1-12-3 聖書キリスト教会内
Tel 03-5984-3571
(支援献金振替先)00140-1-28481



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